2017年9月16日(土)~9月18日(月祝)の3日間、静岡県浜松市内で『全労連東海北陸ブロック青年交流会 第26回サマーセミナー』が開催されました。「やらまいかサマセミ!日本一アツイ夏 浜松から」のスローガンの下熱く盛り上がった3日間となりました。
初日には、舞阪協働センターで開会式、全体会をおこないました。開会式の後『自己紹介ゲーム』で初対面の参加者同士も打ち解けるとともに、労働組合らしく賃金についても「今の賃金からあと○万円は上がってほしい」など各自の思いを出し合いました。
その後には『トップ10を当てましょう!』で10月から新しくなる全国各県の最低賃金額についてグループで上位10位の都道府県や、女性が結婚したい男性の職業TOP10を考えました。
2日目は3つのコースに分かれて静岡県内をまわりました。
①浜松産業コースでは浜松名産のうなぎパイの工場、餃子工場、そしてスズキ記念館を見学しました。見学のあとに「スズキの職場を働きやすくする会」から元スズキの従業員の方を講師に招きスズキの働き方の実態について話を聞きました。
②浜名湖周辺コースでは核兵器廃絶に向けての核兵器禁止条約などの情勢について学び、平和な日常の大切さを改めて感じられる映画を見ながら千羽鶴を作成しました。その後は浜名湖周辺の浜名湖体験学習施設ウォットや江戸時代当時の建物が日本で唯一残る新居関所等の新居宿などを散策しました。
③浜岡原発を知るコースでは、原発なくす静岡県連絡会から講師を招き原発について基礎的な学習をした後、浜岡原発を訪れました。そこで津波や断層など浜岡原発の危険な現状を目の当たりにしました。
3日目は全体会で『出張!しろくま塾』をおこないました。グループに分かれて残業・パワハラの2つの問題解決するための交渉を体験しました。時々講師から出されるヒントなどをもとにどのように交渉していけばいいのかグループで話し合いました。
今回のサマセミは例年に比べ全日程参加者の割合が多かったのが特徴でした。3日間ともに過ごす事でより強いつながりが築けたと思います。「楽しかった。また来年も参加します」「思ったよりも勉強になりました」などのほかに「他県・他業種の人だから話せることもあった。普段できないような話ができてよかった」と言ったようなサマセミならではの感想もありました。楽しさと交流と学習を柱にサマセミは来年以降も続いていきます。