愛知県知事選告示にあたって<声明>
2015年1月15日
革新県政の会
代表 榑松佐一
本日、愛知県知事選(2月1日投票)が告示されました。革新県政の会は11月17日の臨時総会で小松たみ子さんを候補として決定して以来約二か月間、会内外の多くの県民からご意見・ご要望をお聞きし、1月7日には小松たみ子候補の公約を発表しました。本日の告示にあたり改めて県民の願い実現に決意を新たにするものです。
昨年末の総選挙で与党が多数を占めました。しかし直後の世論調査でも国民の多数が安倍政権の主要政策を支持していません。民意と議席に大きなねじれがあります。今回の県知事選挙では県議会を構成する政党がすべて現職の支持に鞍替えするという「オール与党」となっています。当の本人が前回除名された自民党に推薦を要請するという始末で、自民党へのすり寄りはこの間の県政運営でもはっきりと表れてきました。しかし、県民の多くは自民党型県政を望んでいるわけではありません。「オール与党」と県民の民意のねじれが今回の知事選の特徴です。
自民党への先祖がえりは公約の変化にはっきりと表れています。知事は6日、「重点政策ファイル300プラス1」を発表しました。前回のマニフェストが236項目ですから44項目増えたわけですが、前回のマニフェストにあって今回消えたものが5つあります。「県民減税10%減税」「0~3歳児を持つ家庭への育児支援の充実」「高校・大学の中退者支援策、奨学金の拡充」「義務教育における給食費の費用負担の軽減、就学援助充実」「木曽川水系導水路事業の見直し」です。
一律減税は金持ち優遇となる問題点がありますが、その他はいずれも小松たみ子さんが重点公約に掲げているものです。もともとなかったのではなく、あったものが自民党すり寄りの中でバッサリ切り捨てられてしまいました。前回「自民にコリゴリ、民主にガッカリ」と現職に期待した県民からも、今度は小松さんを応援したいと声が寄せられています。
アベノミクスで物価はあがり、消費税の引き上げと円安による原料高で県民のくらしも中小企業の経営も大変です。今必要なのは特定大企業の応援ではなく、県民のくらしを応援して地域にお金が循環する地域経済を元気にすることです。「困った人を助ける小松っちゃん」で県政を変えましょう。