解釈改憲で「集団的自衛権の行使容認」は問題 ~9条の会総会で学習~

 5月21日(水)、愛労連女性協9条の会総会で憲法学習を開催し、25人が参加しました。前半の総会では、この間の経過を報告し、今後のとりくみとして、世話人会を中心に宣伝や学習会を設定し、HPやチラシでお知らせすることを確認しました。早速の日程ですが、国会閉会に関わって6月14日に行う予定の「憲法と平和を守る愛知の会」が主催する憲法宣伝への参加を呼びかけます。本先生
◆宣伝日程
日時 6月14日(土)11時~12時
場所 栄・丸栄スカイル前

 学習会は、5月15日に安倍首相の私的諮問機関である安保法制懇(安全保障の法的基盤の再構築に関する懇談会の報告書)が集団的自衛権行使を容認する報告を首相に提出したタイミングでもあり、「“安倍首相の戦争する国づくり”はどこまですすんでいるのか」と題した講演を愛知憲法会議の事務局長であり、名古屋大学教授の本秀紀さんから聞きました。
 本さんは、戦争する国づくりのための9本の矢として、①国家安全保障会議(日本版NSC)法の制定、②秘密保護法の制定、③国家安全保障戦略(NSS)の策定、④閣議決定による憲法解釈の変更、⑤歴史の「見直し」、⑥「教育再生」、⑦メディア統制、⑧「国家安全保障基本法」、⑨明文改憲への動きを紹介し、法制懇の報告書では、憲法9条について「侵略戦争等を禁止したものであり、それ以外の(個別的・集団的)な行動について禁止していない」と乱暴な解釈をおこなっている問題点を指摘しました。参加者からは「憲法をないがしろにしようとしている動きをとめなければいけない」「勉強したことを周りに知らせます」と感想が寄せられました。

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