STOP! 秘密保護法案
民主主義の破壊、戦争準備を許さない青年の声と行動をひろげよう
2013年11月7日 明るい革新日本をめざす中央青年学生連絡会議
「自衛隊や米軍基地について調べていたら、いきなり逮捕された」「たまたまツイッターにアップした写真に原発施設が入っていて処罰された」「国の進路を左右する大問題が国会で審議されているみたいけど、全然報道されない」「就職した会社が自衛隊の備品も納入する会社だったみたいで、知らないうちに家族や友人のプライバシーまで調査されていた」――いま安倍内閣は、こんな社会をつくろうとしています。
国会で審議に入った秘密保護法案は、政府のもつ情報の中から「特定秘密」を指定し、それを漏らしたり、聞き出したりした人に最大懲役10年もの厳罰を科すものです。「秘密」の範囲はあいまいで、首相や大臣など「行政機関の長」に勝手に決められてしまい、国民には「何が秘密か」も秘密です。「秘密」を漏らした人だけでなく、情報を得るために「秘密」にアクセスしようとした人も罰せられてしまいます。日本社会の未来を担うのは私たち青年です。政治や社会の真実をさぐり、日本の進路を真剣に考えている青年から、憲法で保障されているはずの「知る権利」や「表現の自由」を奪い、青年の知らないところで日本のゆくえを決めてしまうことは許せません。青年が〝知りたいことを知れない〟〝言いたいことを言えない〟社会にしてしまう動きに、黙っているわけにはいきません。
秘密保護法案のねらいは、青年の目と耳、口をふさいだ上で、アメリカと軍事戦略を共有し、日本を海外で戦争できる国にすることです。安倍内閣は、国家安全保障会議(日本版NSC)の設置、集団的自衛権の行使容認など、秘密保護法案と一体で戦争の準備を進めています。
いま青年の間に安倍内閣への不安や危機感がひろがり、多くの青年が「戦前のようにならないか不安」「このままではまずい」と考え始めています。今年3月、中央青学連がよびかけた「9条、いいね!キャンペーン」は7ヵ月で2900人を超える賛同を集めています。秘密保護法案に関する投稿は次々拡散され、4万5000人に見られました。
世論と運動によって、安倍内閣も思い通りに「海外で戦争する国づくり」を進められなくなっています。当初は自民党改憲草案を押し出したものの、厳しい批判をあびました。そこで憲法96条改定を打ち出しましたが、これも批判をうけて引っ込めざるをえなくなりました。続いて内閣法制局長官を変えて集団的自衛権の行使容認に踏み込もうとしましたが、この問題でも批判が起こり、憲法解釈の変更は来年春以降に先送りせざるをえなくなりました。青年の声で政治は動かせます。「STOP!秘密保護法案」「海外で戦争する国づくりは許さない」という青年の声を大きくひろげ、秘密保護法案を廃案に追い込みましょう。そのために以下の行動をよびかけます。
■秘密保護法案のねらい、危険性について学び、まわりの青年に発信しましょう。
■街頭宣伝やつながりで一言メッセージを集めましょう。11/13(水)に行う「STOP!秘密保護法・青年要請行動」で国会議員に届けるため、第一次集約として11/12の15時までに、9jouiine@gmail.comに送ってください。
■フェイスブックの「9条、いいね!キャンペーン」のページを拡散し、「いいね!」ボタンを押してもらい、多くの人にページの投稿を見てもらいましょう。
■様々な青年団体、サークル、個人と共同し、秘密保護法案に反対する「会」や、憲法を守り生かす青年のネットワークの結成をはかりましょう。
以 上