第84回愛知県中央メーデー主催者あいさつ(要旨)

実行委員会を代表して主催者あいさつを申し上げます。

1886年、アメリカの労働者38万人が8時間労働制を要求してストライキを決行しました。資本家は労組役員をでっち上げ事件で投獄しましたがそれでも労働者は屈せず、1890年5月1日に再度ストライキを決行。これに世界の労働者が連帯して立ち上がったのがメーデーのはじまりです。日本でも1920年に第1回メーデーが開催され、今日も日本各地で、世界中でメーデーが開催されています。万国の労働者と団結しましょう!

参加者のみなさん

メーデーが始まって以来127年。いま8時間労働制が全ての職場で守られているでしょうか。93年前掲げられた「失業の防止」が今日もなお、若者の二人に一人が低賃金・不安定な雇用を強いられ、また就職できたとしても毎月の奨学金返済に苦しんでいます。安倍内閣はお札の増し刷りで見せかけの景気回復をつくろうとしていますが、いま必要なことは全ての労働者の賃金引き上げであり、逆にもっとも避けなければならないのは賃上げなきインフレ・バブルです。

政府は「派遣切り」を機に生活保護の受給者が増大したことを理由に、基準を切り下げようとしています。しかし受給者増大の根本は憲法に定める「勤労の権利」が保障されていないことにあります。「解雇の自由」を拡大する労働法の規制緩和はこの憲法に全く逆行するものです。

全ての労働者のみなさん 

憲法は労働者に団結する権利を保障しています。すべての労働者は労働組合に加入し、団結して使用者と対等な立場で労働条件を交渉することができます。しかし、この権利は黙っていて保障されるものではないことをメーデーの歴史が教えています。「団結がんばろう」は三池闘争のさなか警察と暴力団に囲まれ追い詰められた労働組合がこの叫びから局面を切り開いたと言われています。勤労の権利、団結する権利をより多くの国民に知らせることはメーデーの重要な役割です。

安倍内閣は基本的人権を制限するなど、憲法を根底からくつがえし、日本を「戦争する国」にしょうと本気で考えています。参院選後には憲法96条の改正をもくろんでいます。これには全ての弁護士が加盟する日弁連が「立憲主義と基本的人権尊重の立場に反するものとしてきわめて問題であり,許されないもの」と反対する意見書を提出しています。

私達はすべての労働者・国民と連帯して憲法改悪に断固反対するものです。消費税増税・TPP 参加反対、原発ゼロなど国民の諸要求実現のため、労働者団結してがんばりましょう。
第84回メーデー万歳!労働者の団結万歳!

2013年5月1日

第84回愛知県中央メーデー実行委員会
実行委員長・愛労連議長 榑松佐一

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