安倍首相が、インドネシア大統領との首脳会談で、自衛隊を「国防軍」と位置づけるための憲法「改正」や集団的自衛権を行使できるような憲法解釈の変更について説明、自らの任期中に憲法「改正」を目指す考えを表明し憲法改悪の動きが強まっています。
愛労連はこうしたもとで、若い世代の中から改憲を許さないとりくみを強化していくため、労働者教育協会おこなう勤労者通信大学憲法コースを職場と地域で受講することをよびかけるとともに、同コースのスクーリングとしての位置づけもした憲法連続講座を開催することとし、3月27日にスタートしました。
第1回目の講座には、反貧困ネットワークの代表で前日本弁護士会会長の宇都宮健児さんを招きました。宇都宮さんは「私たちのくらしと憲法」をテーマに講演。現行憲法が制定された歴史的背景と安倍政権の登場と改憲の動きについて、憲法96条(改正要件)の改正を先行させようとしていることを強調。憲法改悪を阻止する運動の展望について、政治的・イデオロギー的立場を超えてっながることの重要性と特に若い人たちに対する働きかけをどうしていくかが大切であると強調しました。また、護憲運動だけでなく、憲法を実質化させる運動強めようと呼びかけました。
第2回目の講座は5月29日(水)19:00から労働会館東館ホールにて、九条の会事務局長で東京大学教授の小森陽一さんを招きます。