サマーセミナーin石川「加賀やけ!」
第21回目となるサマーセミナーのテーマは『加賀やけ!』まさに青年労働者に送りたい一言から始まりました。今年のサマーセミナーin石川は、昨年に負けないぐらい学習・交流を各県から参加した計80人、みんなで深めていくことができました。
愛知からは、35人の参加でした。初参加の方も多く、緊張していた方もいましたが皆初めてとは思えないぐらい、他の県の参加者また愛知県内同士でつながりを密にすることができました。1日目からの参加者は、みんなでバスに乗って現地まで向かいました。車内では、簡単なゲームも行いました。初めて顔を合わせるメンバーも多かったにも関わらず、みんなで盛り上がり笑顔の絶えない車内となりました。岐阜や三重、静岡の参加者もバスに相乗りして向かいましたが、他県の方からも「バスの中とっても楽しかったです。たくさん交流できました!」と嬉しい一言もありました。
1日目は、開催地石川県で起こった『内灘闘争』から当時の労働者の戦いを学び、今日の脱原発運動を青年としてどう考え、行動するか。今の自分たちには何が必要なのか、運動から得たものとは!?これからの運動にどうつなげていくのかなど、様々な視点からパネラーの皆さんと共に考えるシンポジウムが行われました。この学習を通して、改めて原発について向き合うことができました。また、この間に行われた脱原発運動からもわかるように青年に限らず、今国民の多くが原発についてなんらかの関心をそれぞれが抱いていることがわかります。私たち愛知の青年も、今後の原発問題にどう向き合うが深めていきたいですね。
2日目の午前中は、各県の色を出した分科会が行われました。静岡、三重、岐阜、愛知とそれぞれが分科会を開き、参加者もそれぞれ分かれて参加していきました。愛知では、今年も分科会で参加者同士がつながりを強められる企画を考えて、交流企画『サマセミ学園 第21ミニ運動会』を開催しました。当日は、愛知県から19名、岐阜県から1名の参加でした。各県から参加者を募ることができませんでしたが、その分愛知県内の青年が集い汗を流して交流を行うことができました。最後の障害物リレーでは、チーム一丸となりゴールを目指していました。大どんでん返しが起こり、参加者みんなで笑い合い楽しく交流することができました。また、岐阜の分科会『恋するシリーズ実践報告会』では、分科会を受けて自由交流の時に実践してみようとなり、自由交流の時間に恋するトランプで男女が交流を深める場面もありました。分科会だけに留まらず、そこから一歩踏み出して交流することができる企画となりました。午後は、A山代温泉郷めぐり&スィーツ対決コース、B九谷焼体験コース、Cフルーツランド加賀コース、D周遊canbusコースの4つのお楽しみコースに分かれて石川を満喫してきました。各お楽しみコース内容がまったく違うので、どの企画も参加メンバーで楽しく交流することができました。
最終日は、要求シュミレーションを各班に分かれて行いました。KJ法を使って話を深めていきました。どの班も、前日の疲れなどまったく感じさせないほど真剣に議論をして、それぞれの要求を深めていました。考えた要求を言葉にして伝え、アドバイザーである吉良ブロック事務局長と長曽石川県労連事務局長それぞれに意見をもらい、そこからまたみんなで要求を整理し考えを深めていきました。みんなに自分の思いを伝え、そこから現状をとらえ、根本的問題をさぐり要求を練り上げていきました。ほとんどの参加者が、KJ法を行うのが初めてでしたが、初参加者の方も「KJ法のおかげで自分の思いをしっかり伝えることができた」と話していました。
今回のサマーセミナーを通して、どう運動し、どう仲間をつくり、どう自分たちの要求を生み出していくのかを学習・交流を通して学ぶことができました。今回のサマーセミナーでの出会いが、明日の労働運動を共にする仲間になるように、強い絆で結ばれたことを願っています。サマーセミナーで得た物を持ち帰り、1人ひとりが『加賀やける』ように各県の青年部活動が今後より活発になるようになればと思います。
お問い合わせ/申込先:サマセミ事務局(愛労連内:担当、筬島)
TEL052-871-5433 FAX052-871-5618
E-mail:osajima@airoren.gr.jp