非正規雇用は年々増加し、2010年までの8年間で304万人増え、1755万人となっています。若者の2人に1人が非正規労働者のため、結婚できない青年が次々と社会に生み出されています。近年では「就職失敗」を動機とし た自殺者が増えており、20代までの若年層で昨年は159人という深刻な結果が出ています。
賃金を見てみると、正規と非正規だけでなく、男女間格差も問題です。年収が200万円以下の労働者は1099万人を超えており、低賃金と独立困難な生活を打開するには、非正規の処遇改善と正規化は緊急の課題です。
愛労連がおこなった「最低生計費調査結果」では、名古屋市在住の25歳単身者で、年収2,678,760円が必要なことが明らかになりました。しかし、厚生労働省の「平成20年国民生活基礎調査」では、この金額に満たない単身者が7割近くもいるという驚くべき結果が出ました。
元気に人間らしくらせる生活ってどれくらいかかるのか?ご一緒に考えましょう。