9月23~25日に行われたサマーセミナーは、全労連東海北陸ブロック青年部が毎年行っている企画です。青年の”学び・遊び・交流する”をテーマにして、青年自身が企画から運営まで全てを行います。
愛知単独の企画から始まって、今では東海北陸7県の協同のとりくみになりました。今年は第20回目をむかえ、最後の開催地となる静岡県焼津市で、参加者120名(愛知63、岐阜11、三重5、静岡34、福井2、富山1、石川0、東京・千葉・高知・岩手は各1)と、 過去最高の参加者数となりました。
今回は、『東日本大震災と労働組合の力』というテーマで、岩手の現状などの報告をかねたシンポをメイン学習としました。参加者からは、現地の状況や実際に支援活動に行った者の話しを真剣に聞く様子がうかがえた。パネラー報告の後、“震災に対して労組としてどんなことができるか?”をテーマに班討論を行い、参加者からは、「ボランティアに行った人の話が聞けてよかった」「自分自身もボランティアに行く決意をした」などの感想が聞かれました。
2泊3日で行われるサマセミでは、2日目に各県が工夫を凝らした”分科会”や現地の散策をする”お楽しみコース”もあります。今年は、サバイバル体験分科会やメンタルトレーニングの分科会、お馴染みの模擬団交などが行われました。現地散策では、大井川SLや浜岡原発の見学など、盛り沢山な内容です。
最終日は、『労働組合初級講座』として、岐阜青年ユニオンの天池氏えお講師に、労働組合の能力や役割を学び、グループ討論により、自身の組合の「良いところ・悪いところ」などを発表し合いました。参加者からは、「組合費が知らない内に給料から引かれていて、活動には全く参加していなかったから、組合費がどんなふうに使われているか分からなかったが、こうした活動に参加して、自身が組合員だと改めて知った」、「自身の無知を思い知らされ、自然に学習意欲がわいてきた」、「勉強嫌いが克服できそう」などの感想がありました。後半では、『思い出の旗作り』として、寄せ書き風に連帯旗を作り、次回開催地へ引き継ごうということになりました。
最終日には、参加者の別れを惜しむ様子から、サマセミを通じて、本当に仲良くなっていくのがよく見られます。毎年行われるこのサマーセミナーの魅力・要求がそこにいっぱい詰まっています。20回続いてきたことも、参加者の笑顔や満足が理由です。
今年第20回サマーセミナーについては、参加者の笑顔が成功を物語っていますね♪