8月11日(木)、名古屋市中区の女性会館で2011国際交流あいち平和女性のつどいが開催され、全体で70人が参加しました。オープニングは新婦人の方がピアノ演奏をおこない、原水協の沢田昭二先生から世界大会の報告をうけました。その後、参加者から世界大会参加の感想がありました。海外代表からは、ジョセフ・ガーソンさん(アメリカ)、ロラン・オルダムさん(タヒチ・核実験被害者組織「ムルロアと私たち」会長)の2人が交流に参加されそれぞれ、通訳を交えて発言されました。
ガーソンさんは、「核廃絶追及には背景の悪も追及が必要。オバマ大統領のプラハ演説は外交の一貫であり、アメリカが核兵器を使った攻撃を受けないようにする目的。私たちは広島の被爆者の絵画展示やアジア・太平洋の軍事化阻止のため活動している。福島原発事故は、歴史的な出来事である。政府を突き動かし、核をなくす“前へ”の運動がすすむのではと思う」と話しました。
オルダムさんは、「日本で一番驚いたのは原発の多さ。福島の事故はひどいものだった。10年前に日本に来たが、核廃絶の運動を今も(変わりなく同じように)訴えている。一刻も早く実現しなければいけない。私は、①核を持っている国にプレッシャーをかける。②被爆者の基金をつくるよう国連へ訴えるなどのアイデアを持ってきた。原爆を落とした国は人類に対しての罪だと聞いたが、アメリカ・フランスはいつ裁かれるのか。日本は平和を求める若い人を育てていることに敬意を表する」と報告しました。海外代表にお土産をわたし、参加者からそれぞれの職場の活動報告をうけたあと、全員で合唱してつどいは盛会でおわりました。