すべての争議の早期解決と労災・公災認定をめざす決議

1987年の国鉄分割・民営化による「1047人JR採用差別事件」が2010年6月28日、最高裁で和解が成立しました。その後も4者4団体は、残された「雇用確保」の実現まで全力をあげて奮闘してきましたが、JR各社のかたくなな態度もあり、4者4団体の共闘態勢は終結し、今後全労連と建交労で雇用と求めていくことになりました。

NTTリストラ反対闘争は、名古屋へのいやがらせ配転、遠距離通勤させられていた仲間が、大阪、愛媛で連続して勝利しました。名古屋でも昨年、遠距離配転を戻させた永井さんの実績を踏まえ、通信労組以外の社員も巻き込んだたたかいを起こし、今年も大阪に戻させました。 今も、建交労、通信労組は、郵産労の仲間、「安心年金つくろう愛知の会」といっしょになって「一の日宣伝」を名古屋・金山で繰り返しています。「広く世論に訴え、『たたかえば、勝利する』という展望のもと、支持を得るたたかい」を繰り広げています。

社会保険庁がおこなった不当解雇(分限免職)とたたかう全厚生の仲間への支援は、「支援共闘会議」の結成で、国民への訴えがより広がっています。5月には人事院による審理がおこなわれ、社保庁による不当解雇が「整理解雇4要件」をまったく考慮していなかった実態が明らかになりました。

長時間・過密労働による過労を起因とし、障害をひきおこしたとして、名古屋地方裁判所は6月29日、元教師・鳥居建仁さんを公務災害であるという判決をだしました。しかし基金支部は控訴し、争いは名古屋高等裁判所へと移りました。一方、マツヤデンキ過労死事件の名古屋高裁勝利判決はその後、最高裁で争われていましたが、最高裁は7月21日、国の上告を退け、高裁勝利判決が確定しました。豊川市役所・堀公務災害も国の上告不受理にむけてたたかっています。刈谷市美術館倉田公災認定訴訟では、公務災害補償基金支部が認定した「残業時間」さえ削って「不認定」としたために、名古屋高裁でのたたかいとなりました。三菱派遣切り裁判は7月4日に結審を終え、11月2日に判決をむかえます。

4月12日、最高裁で「労働者性」が決定したINAXメンテナンスではすでに2回の団体交渉がおこなわれており、団体交渉の場で要求実現を追求することになっています。

この間に愛労連では、24件の争議を解決させてきました。これ以外にも、労働相談から組合加入して団体交渉、労働局や監督署への申立などをして、短い期間に解決させたものも多くあります。過労死・過労自死をめぐる労災認定裁判、公務災害認定のたたかいを支援しています。愛労連がこれまで支援してきた争議・裁判に加え、新たな争議もふくめ、46件が組織内外でたたかわれており、争議は激増しています。

いま、職場では「いじめ・パワハラ」が急増しています。労働者はこうしたなかで、尊厳・人権さえふみにじられています。愛労連に結集するすべての労働者・労働組合は、労働者の権利を守り、解雇・差別と真っ向からたたかっている労働者・争議団のたたかいを支援しましょう。

労災・公災認定をたたかう家族・遺族を支援する輪を広げていきましょう。私たちは、すべての争議の早期解決と労働災害、公務災害認定をかちとり、裁判などの1日も早い解決をめざして奮闘することを決議します。

2011年7月31日

愛知県労働組合総連合第45回定期大会

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